2014年06月21日
木津川には道端に多くの石仏があり、ハイキングスポットとして石仏巡りが知られています。
自然に囲まれて気持ちよくハイキングできますね。
石仏巡りだけで一日ハイキングできそうです。
岩船寺から浄瑠璃寺に行く道中の石仏だけですが、巡ってみました。
まず、「不動明王立像」。
大きな岩に見事に彫られた不動明王です。
一願不動と呼ばれ、ひとつのお願いを一心にお願いすれば叶えてくださるということです。
こんな山道を通っていくと・・・
「わらいぼとけ」という石仏巡りで最も知られる阿弥陀三尊像です。
両脇に観音菩薩と勢至菩薩を従えた阿弥陀仏です。
上にある岩が屋根となって保存状態がとても良いそうです。
優しい微笑みを浮かべた仏様に癒されますね。
そしてその横には・・・
わかりますか?
地面に埋もれた仏様が!?
私にはすごく衝撃的な描画だったのですが、「眠り仏」(埋もれ地蔵)という仏様だそうです。
土のお布団に包まれてすやすやとお休みになっているそうです。
よく見ると気持ちよさそうに笑っているように見えますね。
しばらく歩くとこんな風景が見えました。
本当にのどかで気持ちいい大自然!
しばし見入ってしまいました♪
道端にカキツバタが群生してました。
自然に生えている姿は逞しくもあり凛として美しいですね。
こちらは「唐臼の坪」(からすのつぼ)。
岩の中央に15センチほど穴が開いており、粉を引く臼に似ていることからこの名前がつけられました。
そして、その後ろにはからすの壷二尊として・・・
正面には阿弥陀如来坐像。
右横にある四角い穴は、中に灯明が点せるという珍しいものです。
その左横に・・・
隠れるように立っておられる地蔵菩薩立像があります。
こちらは「あたご燈籠」です。
あたご神は火を司る神様で、この地域ではお正月にここからおけら火を取りお雑煮を焚く風習があったそうです。
今回の石仏巡りの締めはこの「藪の中三尊」。
正面に地蔵菩薩、右に十一面観音、左に阿弥陀如来坐像。
もと浄土院というお寺の本尊であったと思われるそうで、非常に珍しい配置の仏様です。
「弘長二年作(1262)」と銘されており、この地域では最古のものだそうです。
少し近寄って・・・
700年以上前に彫られた石仏ですが、見事な造りですね。
仏様のお慈悲の心にすっぽり包まれたような気持ちになりました。
歩く道沿いにかわいい可憐な白い花が並び、その花の蜜を吸いに蝶がひらひら舞っているんですよ。
本当に日本の原風景だな~と心癒されました♪
この石仏巡り、オススメスポットです。
日頃の喧騒や仕事の疲れも一気に吹き飛んで癒されますよ。
一度ハイキングに行かれてみてはいかがでしょうか。
木津川市観光ガイド http://0774.or.jp/spot/sekibutu/
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