愛宕念仏寺 紅葉

2012年12月4日

嵯峨野の一番奥、嵯峨一之鳥居からさらに奥に歩いて5分ほどのところにひっそりと建つお寺です。

「愛宕」と書いて「おたぎ」と読みます。

実は愛宕山とは関係ないのです。

昔の平家の本拠地、六波羅界隈は「愛宕郡(おたぎぐん)」という地名でした。

平安時代、鴨川の氾濫で流されたり、荒廃を繰り返したこの寺を六波羅からここ奥嵯峨に移築し、愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)と名付けられました。

荒廃したこの寺、復興に着手したのは比較的最近のことで、天台宗本山からの命で僧侶であり仏師の西村公朝が引き受けたといいます。

参拝者の方々に頼んで羅漢さんを彫ってもらいました。

素人の方々なので、本当にいろいろな羅漢さんがおられます。

中にはテニスやサッカーをしている羅漢さんも。

当初は五百体が目標でしたが、10年後には千二百体に。

千二百羅漢と呼ばれる由来です。

この羅漢さんたちを見ると、思わず微笑んでしまいます。

ユーモラスな表情に散紅葉がかぶさり、何とも言えない風情を醸し出していました。

 

(撮影日 2012.11.22)

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